• このシーンは upergrafx_hd_20200921.pac で virtual cd drive speed を fast にすると回避できる. (h3 は無条件でダメらしい)
• mednafen その他エミュレータでもほとんど止まる
• mednafen で pce_fast.cdspeed を 6 以上にするとなぜか回避可能

以上の現象を考察すると、実機より早い読み込みをすると回避可能かもしれないが実機ではちゃんと動くので CD ドライブのタイミングがうまくいくと止まらないことはわかる.
hd と h3 で結果が変わるのは内部 MCU の instruction RAM が VRAM と共有している関係で、 Video Controller が空いてる時間のみ MCU が動いているから絶妙なタイミングでなぜか動いていると解釈できる.

bios の CD 読み込み高速化パッチが影響しないのも理解に苦しむ. 読み込み時間に絶妙なタイミングを要求するのに bios 側のタイミングがとてもかわるのになぜ影響しないのか謎.

• 添付ファイルを backup RAM へ転送
• ゲームを起動, Continue
• 上を押して扉に入る
• 左を押して会話をする
• 会話が終わるとビジュアルシーンが始まる
• そのうちとまる

元のプログラムの解析が望まれるが、開発を止めて1年半以上経っているのでやる気が続かない.

第4次ロットから報告が増えた現象.
手元のメモリーカードでは再現せず把握していなかった問題.

問題の起きるメモリーカードを2枚受け取ったのでようやく調査ができた.

カードその1) 電源投入後 memory card initial error がでる
009 の通りの問題で、直せない.

カードその2) 電源投入後、IMAGE LIST がでるが II->I で再度表示すると IMAGE LIST の取得途中ですぐにおかしくなる
IMAGE LIST を経由せずに CD ソフトを起動すると、ゲームは起動するが、そのうち動作がおかしくなる.

カードその1は従来どおり PCE の電源投入後にカードを挿入することで回避可能.

カードその2は SPI busmaster が MCU か SSR (FPGA内 SPI 高速伝送ハードウェア) を切り替えるときに問題があるようだ. 場当たり的にかえてみたら改善した.

SPI busmaster 切り替えは従来のソースは下記になっている.
assign spi_clk = spi_r[1] & ssr.spi_clk;
//assign spi_clk = ssr.spi_busmaster == 0 ? spi_r[1] : ssr.spi_clk;

MUX をケチりたい気持ちで & で1つにしていたが、コメントとして残っていた部分を試しに使ってみたら直った. AND 統合でも処理を適切にやれば動くだろうが、リソースは足りているので MUX 利用にしたい.

他者の問題発生環境で改善するか確認を依頼を出したので報告待ち.

カードその1とカードその2は別の問題なので両方発生するカードも存在すると予想される.

他者の環境では改善しなかった.

2020年8月に同様の問題で連絡してもらったユーザーに確認依頼をした.

他者1以外に問題が起きるメモリーカードを所持する他者2と他者3に確認をした.
他者2が確認した5枚のうち下記の内訳となった.

• カード1,同3は電源投入時に挿入していると初期化ができないタイプ
• カード2は改善なし
• カード4は以前から正常で今回も正常
• カード5は今回から正常ということで改善した

他者3が確認した1枚は改善した.

以上より今回の対応で改善するカードは3例となるが、別の原因で動作しないものが2例あることが判明した.

今回の2つの SPI CLOCK 共用方法を AND から MUX に替えたことで改善した. 他者1と他者2のカード2が改善しない対策として SPI CLOCK のレジスタを2つから1つに減らして精度をあげてみたが、これでは改善しないと報告が来た.

よって別の原因を調査すべきである.

カードその2を交渉して譲ってもらった.
カードその2の動作不具合は 3/10 の UGX-02 で発生した. 傾向は下記である.

• 不具合の発生条件は UGX-02 個体によって違うが、個体としては起きる場所が同じ
• 2020年7月製造分だけでなく2017年製のサンプルでも発生
• EP2C8 を載せた開発機では起きず signaltap II 経由での解析が困難

08> 000E3A 0C.00[-264B:0273ms]SDC DMA ERROR 02

このエラーがでる場所は HDL で1箇所だけだった.
state machine label: token_wait1 で発生する. この箇所は if() の分岐が3つ、 if() の中の比較 bit 数が 9bit x3 だったので、試しに分散して軽量化した.
このあと SDC DMA ERROR 02 は発生しなくなったが、CDDA の再生が途中で止まる不具合が別途発生している.

同様の多ビット比較(一般的には9bitが多いとは思えないが性能不足のつけがあるのかもしれない)と複雑な分岐はかなり多く、同様の分散軽量化を他にも実施してみる.

軽量分散化は改善にはならなかった.

2018年11月頃の pac を利用してみたが問題は発生した.
037 で直した spi clock の問題とは違いソースコードからの改善は困難かもしれない. 今後はんだ付けなど物理的な問題か確認してみる.

メモリーカードその2の不具合に関しては下記の2点が判明している.

• HDL ソースでは修正不可
• UGX-02 であれば製造時期は関係なく起きる

添付のセーブデータをロード. セーブデータ1 の家老の家を見ると発生.
ほかはいまのところ未確認.

• ロード時間には依存せず、化け方は同じ.
• mame では起きない

この家老の庭に関しては 6270.VRAM address 0xA200 付近の書き込みが変.

このソフトは CD の読み込みのあと ADPCM 用 RAM へ DMA 転送をやたらと利用していて、 0x20 sectors, つまり ADPCM 用 RAM address 0x0000-0xffff に書き込んだ後 BIOS 経由で 6280 から全部読み出すという変な手法をとっている.

前回の VRAM address 0xa200 は MAME 特有の byte 単位の考えで、正式には 0x5100 の値.

UGXのGPRAMとエミュレータのRAMを比較したところ下記の 1 byte の違いがあり、エミュレータで該当部をUGXを同じにしたら再現した.
address data
emu ugx
0x0f7fff 0x81 0x80

ADPCM 用 RAM address 0xffff の読み込みで正常なデータがでていないことを確認. 読み込み処理には問題がなく、書き込み処理に問題があった.
serial SRAM address 0x0ffff の書き込みは 0xfa なのだが 0xf0 になっている. ADPCM 用 RAM controller の data 入力が cdrom data fifo と 6280 data bus になっていて、切り替えが早すぎた.
切替条件を 6280 address 0x1ff80b.w0 | w1 に変更し改善を確認.

いままで結構な数の ADPCM 用 RAM への DMA 転送で最後の 4bits が正常に転送されていなかったので結構深刻なバグだった.

このバグの原因ではないが ADPCM 用 RAM address 0xffff での 6280 の読み込みの処理が不適切で次の address 0x00000 が正常に読めないバグが有ったので修正. たぶん、実用はされてないと思う.

このゲームのほかの箇所でも問題があるが修正済みの状態では発生しない. 原因は ADPCM 用 RAM への書き込みで最後の1nibbleの不正書き込みであると考えられる.

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report087.html の続きです.
簡単に再現できるのですが、エミュレータ側のデバッグ機能が貧弱で比較調査できずにとまっています.

ゲームを初めて、すぐに起こります。

024 で改善したかみましたが直っていませんでした.

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report007.html のつづきです.

1年間放置状態になっておりますが、
クマの子さんが12月末ごろにやられていて起動はするみたいです.

https://twitter.com/qqmg4a39k4/status/1215275351036710912

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report093.html のつづきです.

This game is a long visual scene, like an anime.
Once in a while (not often), the screen flashes in the same way that Doraemon does (seems to be scroll register on VDC).

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report090.html のつづきです.
これは CD-ROM 読み込み速度を速くすると正常になるというよくわからない動作をしています.

Game Start
Introduction Scene, after about 1 minute - the part showing 4 people in a house.

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report098.html の続きです.
計測しづらいので放置しています.

3-4 のボスを倒す

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report089.html の続きです.
Virtual CD Drive Speed = Fast なら確実で、 Normal でも起きるようです. 開発版でも設定 Normal で発生してます.

問題の原因は同期をとらずにシビアなCD read/seek タイミングを要求していることが原因です.

ソフト起動直後、「CD Laser Soft」の画面表れて、ホーンの音が出て、直後ノイズが出ます

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report085.html の続きです.
無限に発生する Audio Seek Command を無視して正常に再生できる理由がわからないので直せていません.

ドラえもん:
ゲームを開始
何度かRUNを押してゲームのメイン画面にする
(はなびセットをとると一時的に直る)

スチームハーツ: ゲームを開始し本編にいく.

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report082.html の続きです.

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report030.html の続きです.
これは計測できなくて直せないというやるせない問題です.

1.SDカードを入れたまま電源ON
2.CD-ROM起動画面でRUNボタン押下
3.PLEASE CLOSE THE COVER!が表示される
4.SDカードを抜き差し
5.Audio CD playerに移行。以後通常手順でゲーム起動可能
6.電源を切るまで正常にAudio CD playerからゲーム起動
RUN+SELECTリセットでCD-ROM起動画面に戻っても正常に動作

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report012.html の続きです.

https://dev.upergrafx.com/kagemai/report005.html の続きです.

プロローグを選んで長いビジュアルシーンを見る.